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腰が痛い

lowerback

こんなお悩みありませんか?

  • 腰が痛くてベッドから起き上がれない(55才・男性)
  • 腰に電気が走るような痛みがある(64才・女性)
  • 前かがみになると腰がピキッとなる(73才・女性)
  • 長時間座っていられない(60才・女性)
  • 布団の上げ下ろしができない(57才・男性)
  • 1時間も運転すると腰がズキズキ痛む(55才・男性)
  • 夜中に寝返りで目が覚める(30代・女性)

腰の痛みの原因

背骨は頚椎から始まり、尾椎からなります。ヒトは二本足歩行をするようになってから、骨盤の傾きをうまく代償するように背骨が緩やかにS字状のカーブを描いております。背骨の中で腰椎は5つの椎体からなっております。また、この部位には一番大きな衝撃がかかってきます。これらを支えるのが椎体と椎間板というクッションです。椎間板は弾力性のある年輪状の構造物とその中にゼリー状の髄核が入っています。これらが腰痛の発生に大きく関与しています。
腰椎で発生する椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアは基本的には頚椎椎間板ヘルニアと同じで、椎体と椎体のあいだにある椎間板が変性脱出し、脊柱管内(神経の通り道)にある神経を圧迫し症状を出します。
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、先天性のものもありますが、多くは50歳代から始まります。神経が脊柱管内で全周性に圧迫され、狭窄を起こすものです。その原因は椎間板ヘルニアもある程度関係しますが、多くの場合は脊椎の椎間関節という部分の過剰に出っ張った骨が脊柱管内に入り込んだり、背骨を支持している組織の一部である黄靭帯という組織が肥厚して脊柱管を狭窄するために起こります。

考えられる疾患

筋筋膜性腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎変性すべり症、腰椎分離症・分離すべり症、側弯症、脊髄腫瘍、転移性脊椎腫瘍、脊髄損傷、後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症など

筋筋膜性腰痛症(きんきんまくせいようつうしょう)

腰が激しく痛み、動くと痛みが増し、前かがみや立ち上がりが困難になる症状です。
筋筋膜性腰痛症の症状
腰部に突然激しい痛みが発生し、動作が困難になります。特に前かがみになる、立ち上がる、寝返りを打つといった日常動作で痛みが増します。患部を押すと強い圧痛があり、筋肉が緊張して硬くなっているのが特徴です。多くの場合、片側の腰部にとどまった痛みですが、両側に及ぶこともあります。重症例では歩行が困難になり、くしゃみや咳でも激痛が走ります。
筋筋膜性腰痛症の原因
重い物を持ち上げる、急な体のひねり、前かがみでの作業など、腰部への急激な負荷が主な原因です。日頃の運動不足や筋力低下、長時間の同じ姿勢、疲労の蓄積なども発症リスクを高めます。寒冷な環境での作業、睡眠不足、ストレスによる筋肉の緊張も誘因となります。また加齢に伴う筋肉や筋膜の柔軟性低下、肥満による腰部への負担増加も背景要因として重要です。
筋筋膜性腰痛症の検査・診断
問診で発症時の状況や痛みの性質を詳しく確認します。視診・触診で患部の圧痛点、筋緊張の程度、姿勢の変化を調べます。レントゲン検査で骨折や椎間板の異常、脊椎の変形がないかを確認し、他の疾患との鑑別を行います。神経学的検査で下肢のしびれや筋力低下の有無をチェックし、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの神経症状を伴う疾患を除外します。血液検査で炎症反応を確認することもあります。
筋筋膜性腰痛症の治療
安静を保ち、患部の炎症を抑えます。消炎鎮痛剤の内服や湿布で痛みをコントロールします。筋弛緩剤で筋肉の緊張を和らげることも効果的です。痛みが強い場合はトリガーポイント注射を行います。症状が落ち着いてきたら、温熱療法や電気治療、マッサージで血行を促進します。医師による運動指導で、体幹筋の強化やストレッチを段階的に実施し、再発予防と機能回復を図ります。

筋筋膜性腰痛症の予防

日常的な運動習慣で腰や体幹の筋力を維持することが重要です。重い物を持つ際は膝を曲げてしゃがみ、腰だけで持ち上げないよう注意します。長時間同じ姿勢を避け、定期的(可能であれば朝)に体を動かしてストレッチを行います。適正体重を維持し腰への負担を軽減します。寒い環境では腰を冷やさないよう保温に努めます。十分な睡眠とストレス管理で筋肉の過緊張を防ぎます。デスクワークでは椅子の高さや姿勢を適切に調整することも大切です。

腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばん ヘルニア)

腰痛に加えて、片側の脚に痛みやしびれが広がり、筋力低下や感覚障害が生じる症状です。
腰椎椎間板ヘルニアの症状
腰痛とともに、片側の臀部(おしりの部分)から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが放散します。これを坐骨神経痛と呼びます。前かがみになる、長時間座る、咳やくしゃみをすると痛みが増します。ヘルニアの部位により症状の出現範囲が異なり、足の親指や足首に力が入りにくくなることがあります。重症例では排尿障害や排便障害が生じる場合もあり、緊急の対応が必要です。感覚が鈍くなる、冷感がある、歩行時に足を引きずるなどの症状も見られます。
腰椎椎間板ヘルニアの原因
加齢による椎間板の変性が基盤にあり、そこに重い物を持ち上げる、急な体のひねり、前かがみでの作業などの負荷が加わることで発症します。長時間の車の運転や座位での作業、激しいスポーツも誘因となります。遺伝的要因や喫煙も椎間板の変性に影響します。若年者では外傷やスポーツでの負荷、中高年では椎間板の老化現象が主な原因です。肥満による腰部への過剰な負担、姿勢不良の継続も発症リスクを高めます。
腰椎椎間板ヘルニアの検査・診断
問診で痛みやしびれの範囲、発症状況を詳しく聴取します。神経学的検査で下肢の筋力、感覚、反射を詳細にチェックし、障害されている神経根を特定します。下肢伸展挙上テストで坐骨神経痛の有無を確認します。レントゲン検査で椎間板の狭小化や脊椎の配列異常を調べます。必要に応じて他院でのMRI検査をご紹介し、ヘルニアの正確な位置や神経圧迫の程度を確認します。
腰椎椎間板ヘルニアの治療
保存療法(手術をしない治療)が基本で、安静を保ち消炎鎮痛剤で痛みをコントロールします。それでも痛みが続く時は神経ブロック注射で神経の炎症を抑え、痛みを軽減します。コルセットで腰部を固定し負担を減らすことも有効です。症状が落ち着いたら理学療法を開始し、ストレッチや体幹筋強化運動で腰椎を支える筋力を向上させます。温熱療法や牽引療法も併用します。数ヶ月の保存療法でも改善しない場合や、筋力低下が進行する場合、排尿障害がある場合は、手術を検討します。

腰椎椎間板ヘルニアの予防

適度な運動で腰や体幹の筋力を維持し、腰椎への負担を分散させます。重い物を持つ際は膝を曲げてしゃがみ、腰だけに負担をかけないよう注意します。長時間同じ姿勢を避け、こまめに休憩を取って体を動かします。椅子に座る際は深く腰掛け、背もたれを活用して良い姿勢を保ちます。適正体重を維持し腰への過剰な負荷を避けます。禁煙は椎間板の血流改善に有効です。デスクワークでは机や椅子の高さを調整し、正しい姿勢で作業することが大切です。

腰椎分離症(ようついぶんりしょう)

腰を反らす動作や長時間立ちっぱなし・運動時に腰痛が生じ、特に成長期のスポーツ活動中に発症することが多い症状です。
腰椎分離症の症状
腰を反らす動作、ジャンプ、長時間の立位や運動時に腰痛が出現します。特に腰椎の下部に痛みが集中し、前かがみでは痛みが軽減することが多いです。運動後に痛みが増し、休息すると改善する傾向があります。初期は運動時のみの痛みですが、進行すると日常生活でも痛みを感じるようになります。成長期のスポーツ選手に多く見られ、練習量が増えると症状が悪化します。分離部が不安定な場合は、臀部(おしりの部分)から下肢への放散痛が生じることもあります。
腰椎分離症の原因
成長期の骨が未熟な時期に、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、腰を反らす動作や回旋動作を繰り返すスポーツで発症します。腰椎の後方部分である椎弓に繰り返しストレスがかかり、疲労骨折が生じることが原因です。遺伝的な要因や、体の柔軟性が不足している場合も発症リスクが高まります。過度な練習量、不適切なフォーム、準備運動不足なども誘因となります。成長期を過ぎても骨癒合しないまま残ることがあります。
腰椎分離症の検査・診断
問診でスポーツ歴、痛みの出現時期や動作との関連を詳しく確認します。腰を反らせたときの痛みの有無を診察で確認します。レントゲン検査で斜位像を撮影し、椎弓の分離を確認します。初期の疲労骨折は通常のレントゲンでは判別困難なこともあります。必要に応じて他院でのCTスキャンやMRI検査で分離部の詳細な状態や骨癒合の可能性を調べます。
腰椎分離症の治療
初期の分離症では骨癒合を目指した治療を行います。スポーツ活動を一時中止し、硬性コルセットで腰椎を固定します。固定期間は通常3〜6ヶ月で、定期的にレントゲンやCTで骨癒合の進行を確認します。痛みに対しては消炎鎮痛剤を使用します。骨癒合後は患者さんと相談しながら体幹筋の強化、柔軟性の向上、正しいフォームの習得を段階的に行います。慢性期で骨癒合が得られない場合は、痛みのコントロールと筋力強化を中心とした治療に切り替え、スポーツ復帰を目指します。

腰椎分離症の予防

成長期のスポーツでは適切な練習量を守り、過度なトレーニングを避けることが重要です。練習前後のストレッチで腰部や股関節の柔軟性を高めます。体幹トレーニングで腹筋や背筋を強化し、腰椎への負担を軽減します。正しいフォームを身につけ、腰に過度な負担がかかる動作を避けます。腰痛が出現したら早期に整形外科を受診し、無理に運動を継続しないことが大切です。定期的な健康診断やスポーツ検診で早期発見に努めます。成長期の子供を指導する際は、体の状態を観察し適切な休息を取らせることも重要です。

腰椎すべり症(ようついすべりしょう)

腰椎がずれることで腰痛や脚の痛み・しびれが生じる疾患です。
腰椎すべり症の症状
腰痛が主症状で、長時間の立位や歩行で痛みが増します。腰椎のずれにより神経が圧迫されると、臀部(おしりの部分)から下肢にかけての痛みやしびれが出現します。症状が進行してくると間欠性跛行と呼ばれる、歩行を続けると下肢症状が悪化し、前かがみで休むと楽になる症状が特徴的です。朝起きるときや長時間座った後の立ち上がりで痛みを感じやすくなります。さらに進行すると歩行できる距離が短くなり、日常生活に支障をきたします。
腰椎すべり症の原因
腰椎分離症に続発する分離すべり症と、加齢による椎間板や靱帯の変性で生じる変性すべり症があります。分離すべり症は成長期の腰椎分離症が基盤となり、成人後に不安定性が増してすべりが進行します。変性すべり症は中高年の女性に多く、椎間板の変性、靱帯の緩み、閉経後の骨粗鬆症などが関与します。長年の腰部への負担蓄積、肥満、姿勢不良も発症要因です。
腰椎すべり症の検査・診断
問診で症状の出現パターンや歩行距離の変化を確認します。立位と前屈位での痛みの変化を診察で評価します。レントゲン検査で立位と前屈位の側面像を撮影し、椎体のずれの程度と動的不安定性を確認します。CTスキャンで分離の有無や骨の変形を詳しく観察します。神経学的検査で下肢の筋力、感覚、反射をチェックし、神経圧迫の程度を調べます。必要に応じて他院でのMRI検査をご紹介し、神経や脊柱管の状態を確認します。
腰椎すべり症の治療
消炎鎮痛剤で痛みをコントロールします。コルセットで腰椎を支え不安定性を軽減します。症状が強い場合、神経ブロック注射で神経周囲の炎症を抑え、症状を緩和します。理学療法で体幹筋を強化し、腰椎の安定性を高めます。ストレッチで柔軟性を向上させ、姿勢指導で日常生活での腰部負担を軽減します。歩行距離が著しく短い、下肢の筋力低下が進行する、保存療法で改善しない場合は、手術を検討します。

腰椎すべり症の予防

適度な運動で体幹筋を維持し、腰椎の安定性を保ちます。肥満を避け腰への過剰な負担を軽減します。重い物を持つ際は正しい姿勢で持ち上げ、腰だけに負荷をかけないよう注意します。長時間同じ姿勢を避け、定期的に体を動かします。骨粗鬆症予防のためカルシウムやビタミンDを摂取し、適度な日光浴を心がけます。若い頃に腰椎分離症があった方は定期的な検査で進行を確認することが大切です。

腰椎分離すべり症(ようついぶんりすべりしょう)

腰椎分離症に続いて椎体がずれることで、腰痛や脚の痛み・しびれが生じる疾患です。
腰椎分離すべり症の症状
腰痛が主症状で、長時間の立位や運動で痛みが増します。腰椎のずれにより神経が圧迫されると、臀部(おしりの部分)から下肢にかけての痛みやしびれが放散します。腰を反らす動作で症状が悪化しやすく、前かがみになると楽になることが多いです。若い頃からスポーツをしていた方に多く、成人後に症状が顕在化します。歩行時の下肢の痛みやしびれ、長距離歩行の困難さが出現することもあります。進行すると日常生活での腰痛が持続します。
腰椎分離すべり症の原因
成長期に発症した腰椎分離症が基盤となり、分離した椎弓が椎体を支える力を失うことで徐々にすべりが進行します。特に第5腰椎に多く発生し、野球、サッカー、体操など腰を反らす動作の多いスポーツ経験者に好発します。加齢とともに椎間板の変性や靱帯の緩みが加わり、不安定性が増してすべりが悪化します。長年の腰部への負担蓄積、重労働、肥満なども進行を促進する要因となります。
腰椎分離すべり症の検査・診断
問診でスポーツ歴や若い頃の腰痛の有無、現在の症状の出現パターンを確認します。腰を反らせたときの痛みや下肢症状の誘発を診察で調べます。レントゲン検査で立位側面像と斜位像を撮影し、椎弓の分離とすべりの程度を確認します。動的撮影で前屈位と後屈位の変化を観察し、不安定性を評価します。CTスキャンで分離部の状態やすべりの詳細を確認します。神経学的検査で下肢の筋力や感覚を評価し、必要時は他院MRI検査をご紹介します。
腰椎分離すべり症の治療
消炎鎮痛剤や筋弛緩剤で痛みをコントロールします。不安定性が強い場合はコルセットで腰椎を固定し、すべりの進行を抑えます。症状が強い場合は、神経ブロック注射で神経周囲の炎症を軽減し、下肢症状を改善します。理学療法で腹筋や背筋などの体幹筋を強化し、腰椎の安定性を高めます。ストレッチで柔軟性を向上させ、日常生活での姿勢指導を行います。保存療法で改善しない、すべりが進行する、下肢の筋力低下が著しい場合は手術を検討します。

腰椎分離すべり症の予防

成長期のスポーツでは腰椎分離症の予防が最も重要です。適切な練習量を守り、体幹トレーニングで腰部の安定性を高めます。すでに分離症がある方は定期的な検査ですべりの進行を確認します。適正体重を維持し腰部への過剰な負担を避けます。重い物を持つ際は正しい姿勢で持ち上げ、急激な動作を避けます。長時間同じ姿勢を続けず、こまめに休憩を取ります。腰痛が出現したら早期に整形外科を受診し、適切な治療を受けることが進行予防につながります。

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

歩き続けるとふくらはぎなどに痛みやしびれが生じて歩けなくなり、少し休むと回復してまた歩けるようになるという症状です。
腰部脊柱管狭窄症の症状
間欠性跛行が最も特徴的な症状で、歩き始めは問題ありませんが、しばらく歩くと臀部(おしりの部分)から下肢にかけて痛みやしびれが出現し、歩行継続が困難になります。前かがみになったり座って休むと症状が軽減し、再び歩けるようになります。立位や腰を反らす姿勢で症状が悪化しやすく、自転車やシルバーカーでは比較的楽に移動できることが多いです。進行すると歩行可能な距離が徐々に短くなり、日常生活に支障をきたします。重症例では下肢の筋力低下や排尿障害が生じることもあります。
腰部脊柱管狭窄症の原因
加齢に伴う椎間板の変性、黄色靱帯の肥厚、椎間関節の変形などにより、神経が通る脊柱管が狭くなることが原因です。中高年以降に多く発症し、長年の腰部への負担蓄積が背景にあります。生まれつき脊柱管が狭い方は若い年齢でも発症しやすくなります。腰椎すべり症、変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなどが合併すると狭窄が進行します。重労働、肥満、姿勢不良も発症や進行に関与します。
腰部脊柱管狭窄症の検査・診断
問診で間欠性跛行の有無や歩行可能距離、前かがみでの症状軽減を詳しく確認します。立位と前屈位での症状の変化を診察で調べます。レントゲン検査で椎間板の狭小化、脊椎の変形、すべりの有無を確認します。神経学的検査で下肢の筋力、感覚、反射を確認します。必要に応じて他院でのMRI検査をご紹介し、神経や軟部組織の状態を詳しく調べます。
腰部脊柱管狭窄症の治療
消炎鎮痛剤や血流改善薬や神経障害性疼痛治療薬などで症状をコントロールします。症状が強い場合、神経ブロック注射で神経周囲の炎症を抑え、痛みやしびれを軽減します。理学療法で体幹筋を強化し、前かがみの姿勢を保ちやすくします。ストレッチで柔軟性を向上させ、日常生活での姿勢指導を行います。杖の使用で歩行時の負担を軽減することも有効です。歩行距離が著しく短い、日常生活に重大な支障がある、下肢の筋力低下が進行する、排尿障害がある場合は手術を検討します。

腰部脊柱管狭窄症の予防

適度な運動で体幹筋を維持し、腰椎への負担を分散させます。前かがみの姿勢を意識し、腰を反らす動作を避けることで脊柱管への圧迫を軽減します。適正体重を維持し腰部への過剰な負荷を避けます。長時間の立位作業を避け、こまめに休憩を取ります。重い物を持つ際は正しい姿勢で持ち上げます。ウォーキングや水中歩行など腰に負担の少ない運動を継続します。腰痛や下肢症状が出現したら早期に整形外科を受診し、適切な治療を受けることで進行を遅らせることができます。

変形性腰椎症(へんけいせいようついしょう)

腰痛や脚のしびれ・痛みが主な症状で、長時間歩くと症状が悪化し休むと楽になる特徴があります。
変形性腰椎症の症状
変形性腰椎症の代表的な症状は腰痛です。特に朝起きた時や長時間同じ姿勢を続けた後に痛みが強くなり、動き始めは辛いものの、体を動かすうちに徐々に楽になるのが特徴です。また、腰を後ろに反らすと痛みが増し、前かがみになると軽減する傾向があります。症状が進行すると、お尻から太もも、ふくらはぎにかけてのしびれや痛み、だるさが現れることもあります。
変形性腰椎症の原因
加齢に伴う椎間板の変性や水分減少が主な原因です。椎間板がクッションとしての役割を果たせなくなると、腰椎に負担がかかり、骨の変形や骨棘の形成が起こります。長年の姿勢の悪さや重労働、肥満なども腰椎への負担を増やし、症状を悪化させる要因となります。また、遺伝的な要素や、過去の腰部外傷なども発症リスクを高めることが知られています。
変形性腰椎症の検査・診断
問診で症状の詳細や日常生活への影響を確認した後、視診・触診で腰部の状態を調べます。X線検査では骨の変形、骨棘の形成、椎間板の狭小化などを確認し、変形性腰椎症の診断を行います。神経学的検査で下肢の筋力や感覚、反射を調べ、神経への影響の程度を調べます。症状や画像所見を総合的に判断し、他の腰部疾患との鑑別も行いながら診断を確定します。
変形性腰椎症の治療
症状の程度に応じて治療方針を決定します。軽度から中等度の場合は保存療法(手術をしない治療)が中心で、消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などの薬物療法、腰部の安静、温熱療法、電気治療などの物理療法を行います。理学療法では、腰椎を支える筋肉を強化する運動療法やストレッチを指導します。コルセットによる腰部の安定化も有効です。これらの治療で改善が見られない場合や日常生活に著しい支障がある場合は、専門医療機関への紹介も検討します。

変形性腰椎症の予防

日常生活での姿勢に注意することが重要です。長時間同じ姿勢を避け、こまめに体を動かしましょう。重い物を持つ時は膝を曲げて腰への負担を減らし、適正体重を維持することで腰椎への負荷を軽減できます。腹筋や背筋を鍛える運動、ウォーキングなどの適度な運動を習慣化し、腰を支える筋力を維持することが予防に繋がります。デスクワークの方は椅子の高さや姿勢を見直すことも大切です。