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膝・すねが痛い

lowerlimbs

こんなお悩みありませんか?

  • 階段を降りるとき膝が「ガクッ」となる(59才・男性)
  • 膝が痛くて正座ができない(49才・女性)
  • 膝が痛くて長く歩けない(64才・女性)
  • 長時間座っていられない(52才・男性)
  • しゃがむことができない(75才・女性)
  • 膝が腫れて曲がらない(58才・男性)
  • 椅子から立ち上がるとき膝が痛い(39才・女性)

膝・すねの痛みの原因

中高年になると膝・すねの痛みを訴える方が増加します。その原因として多いのは変形性膝関節症です。
放置していると痛みが増し、日常生活にも支障きたすほどになってしまいます。
受診時には、何をして痛みがでるようになったのか、それはいつ頃か、痛みのほかに症状があるか、スポーツの習慣があるかなどをできるだけ詳しく伝えるようにしましょう。最終的にはレントゲン撮影やMRIなどの検査結果も含めて総合的な診断が行われますが、その際問診も診断の手がかりになるのため、医師にしっかりと伝えられるよう事前にまとめておくとよいでしょう。
早めに受診をすれば、運動指導や投薬などでしょうじょうを改善することができます。諦めずに早めの受診を心がけ、きちんと診察してもらいましょう。  

考えられる疾患

変形性膝関節症、関節リウマチ、膝関節靭帯損傷、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、特発性膝関節血症、半月板損傷、オスグッド病、骨のがん

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)

膝の痛みが最も代表的な症状で、中高年、特に女性に多く見られる疾患です。
変形性膝関節症の症状
初期は立ち上がりや歩き始めなど動作開始時に膝の痛みを感じます。進行すると階段の昇り降り、特に降りる時に強い痛みが生じ、さらに進むと安静時や夜間にも痛むようになります。朝起きた時の膝のこわばり、膝に水が溜まる、O脚の進行、正座ができないなどの症状も現れます。
変形性膝関節症の原因
加齢に伴う関節軟骨の変性と摩耗が主な原因です。肥満は膝関節への大きな負担となり、O脚などの骨配列異常、過去の膝の外傷や半月板損傷の既往も発症リスクを高めます。激しいスポーツや重労働による長年の負担、筋力低下、女性ホルモンの減少なども関与すると考えられています。
変形性膝関節症の検査・診断
問診で痛みの程度や日常生活への影響を伺います。視診・触診で膝の腫れ、変形、水の貯留、可動域を確認します。X線検査で関節の隙間の狭小化、骨棘の形成、O脚などの変形を確認し、診断と重症度の評価を行います。必要に応じて関節液検査や血液検査で他疾患との鑑別も実施します。
変形性膝関節症の治療
消炎鎮痛剤や湿布、ヒアルロン酸の関節内注射、温熱療法や電気治療を行います。理学療法で大腿四頭筋の筋力強化とストレッチを指導し、膝サポーターや足底板も使用します。体重管理も重要です。保存療法で改善しない場合は、人工膝関節置換術などが可能な専門医療機関をご紹介します。

変形性膝関節症の予防

適正体重の維持が最も重要です。大腿四頭筋を鍛える運動を日常的に行い、膝の安定性を高めましょう。ウォーキングや水中運動など膝に負担の少ない運動を習慣化し、階段の昇り降りや正座は控えめに、洋式トイレや椅子の生活を取り入れます。クッション性の良い靴を選び、早めの整形外科の受診を心がけましょう。

大腿骨顆部壊死(だいたいこつかぶえし)

突然の膝の痛みが特徴的で、60歳以上の高齢女性に多く見られます。
大腿骨顆部壊死の症状
突然、膝の内側に強い痛みが現れるのが特徴です。夜間痛が顕著で、夜中に痛みで目が覚めることもあります。歩行時や階段の昇り降り、膝を完全に伸ばす動作で痛みが増します。膝に水が溜まって腫れることも多く見られます。60歳以上の高齢女性に多く発症し、ほとんどが片側の膝のみに現れます。
大腿骨顆部壊死の原因
大腿骨の膝側の骨への血流が何らかの原因で途絶え、骨組織が壊死する疾患です。明確な原因は解明されていませんが、加齢による血流障害、外傷、ステロイド使用、飲酒などが関与する可能性があります。60歳以上の高齢女性に圧倒的に多く、特に内側の顆部に発症しやすい傾向があります。
大腿骨顆部壊死の検査・診断
問診で痛みの発症時期や夜間痛の有無を詳しく伺います。視診・触診で膝の内側の圧痛や腫れ、可動域を確認します。X線検査では初期には変化が見られないこともありますが、進行すると顆部の扁平化や硬化像などの特徴的な所見が確認できます。変形性膝関節症との鑑別が重要で、確定診断にはMRI検査が有用なため、必要に応じて専門医療機関をご紹介します。
大腿骨顆部壊死の治療
壊死の範囲が小さく症状が軽い場合は、保存療法として消炎鎮痛剤による痛みのコントロール、杖の使用による荷重制限、物理療法を行います。ただし、壊死範囲が大きい場合や保存療法で改善が見られない場合は、骨切り術や人工膝関節置換術などの手術療法が必要となることが多いです。

大腿骨顆部壊死の予防

明確な予防法は確立されていません。60歳以上の女性で突然の膝の痛み、特に夜間痛が現れた場合は、早めに整形外科を受診してください。早期発見により適切な治療選択が可能になります。ステロイド使用中の方や飲酒量が多い方は、膝の痛みに注意を払い、異常を感じたら速やかに受診することが大切です。

半月板損傷(はんげつばんそんしょう)

膝の痛みや引っかかり感が主な症状で、若年者ではスポーツ外傷、中高年では加齢により起こりやすくなります。
半月板損傷の症状
膝の痛みが主な症状で、膝の曲げ伸ばしや歩行時、階段の昇り降り、しゃがむ動作で痛みを感じます。膝を動かした時にカクッとした引っかかり感や、急に膝が曲がらなくなったり伸ばせなくなるロッキングが特徴的です。膝に水が溜まって腫れたり、歩行中に突然膝の力が抜ける膝崩れが起こることもあります。
半月板損傷の原因
スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地、しゃがんだ状態からの立ち上がりなどで半月板に過度な力がかかることで損傷します。若年者ではスポーツ外傷として発症し、中高年では加齢による半月板の変性が進み、日常生活の些細な動作でも損傷しやすくなります。膝の靭帯損傷に合併して起こることもあります。
半月板損傷の検査・診断
問診で受傷機転や症状を詳しく伺います。視診・触診で膝の腫れや圧痛部位を確認し、特殊な検査法(マックマレーテストなど)で半月板損傷の有無を調べます。X線検査では半月板自体は写りませんが、骨折や関節の状態を確認します。確定診断にはMRI検査が有用で、必要に応じて検査可能な専門医療機関をご紹介します。
半月板損傷の治療
症状が軽度の場合は保存療法を行います。消炎鎮痛剤による痛みのコントロール、膝の安静、物理療法を実施します。大腿四頭筋の筋力強化訓練も重要です。ロッキングが頻繁に起こる、保存療法で改善しない、日常生活に支障がある場合は、関節鏡視下での半月板切除術や縫合術などの手術療法が必要となります。

半月板損傷の予防

スポーツ前には十分なウォーミングアップとストレッチを行い、大腿四頭筋やハムストリングスの筋力を強化しましょう。急な方向転換や無理な動作は避け、適切なフォームでの運動を心がけます。中高年の方は、しゃがむ動作や和式トイレの使用を控えめにし、適正体重を維持することで膝への負担を軽減できます。

内側側副靭帯損傷(ないそくそくふくじんたいそんしょう)

ラグビー、サッカー、スキーなどで発生しやすい外傷で、膝の内側の腫れ・痛みが主な症状です。
内側側副靭帯損傷の症状
受傷直後から膝の内側に強い痛みを感じます。触ると痛みがあり、押すと特に痛む圧痛点が明確です。受傷後数時間以内に膝の内側を中心に腫れが現れます。歩行時や方向転換時に膝がグラグラする不安定感があり、外側に膝が崩れそうになることもあります。痛みと腫れのため、膝を完全に曲げたり伸ばしたりすることが困難になります。
内側側副靭帯損傷の原因
スポーツ中に膝の外側から内側へ強い力が加わった時に発症します。タックルを受けた、着地時に膝が内側に入った、急な方向転換などで膝が外反強制されることが原因です。ラグビー、サッカー、スキー、バスケットボールなどの接触プレーや切り返し動作が多いスポーツで発生しやすい外傷です。
内側側副靭帯損傷の検査・診断
問診で受傷機転や受傷時の状況を詳しく伺います。視診・触診で膝の内側の腫れや圧痛を確認します。外反ストレステストで膝を外側に開くように力を加え、靭帯の損傷程度を調べます。X線検査で骨折や剥離骨折の有無を確認します。靭帯損傷の詳細な評価にはMRI検査が有用で、必要に応じて検査可能な専門医療機関をご紹介します。
内側側副靭帯損傷の治療
軽度から中等度の損傷は保存療法が中心です。受傷直後はRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を行い、膝装具やサポーターで固定します。消炎鎮痛剤で痛みをコントロールし、腫れが引いてから段階的にリハビリを開始します。大腿四頭筋の筋力強化が重要です。重度の損傷や他の靭帯損傷を合併している場合は、手術療法が必要となります。

内側側副靭帯損傷の予防

スポーツ前には十分なウォーミングアップとストレッチを行いましょう。大腿四頭筋、ハムストリングス、内転筋の筋力を強化し、膝の安定性を高めます。着地動作やカッティング動作の正しいフォームを習得し、膝が内側に入らないよう注意します。膝サポーターの使用も有効です。疲労時は無理をせず、適切な休息を取ることが大切です。

前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)

バスケットボール、サッカー、スキーなどで多く発生する重要なスポーツ外傷で、受傷時の「ブチッ」「ポキッ」という断裂音が特徴的です。
前十字靭帯損傷の症状
受傷時に膝の中で「ブチッ」「ポキッ」という断裂音を感じることが特徴的です。受傷直後から強い痛みがあり、膝関節内に血液が溜まるため数時間以内に膝全体が大きく腫れます。歩行時や階段昇降時に膝がガクッと崩れる不安定感が最も特徴的で、特に方向転換やジャンプの着地で顕著です。痛みと腫れのため膝の曲げ伸ばしが困難になります。スポーツ復帰が困難で、靭帯が損傷したままではストップやターン、ジャンプなどの動作ができなくなります。
前十字靭帯損傷の原因
ジャンプの着地時や急な方向転換、急停止の際に膝に過度な負荷がかかることで発症します。接触プレーだけでなく、非接触性の損傷も多く見られます。着地時に膝が内側に入ったり、膝が伸びた状態で急激に捻ったりすることが主な原因です。バスケットボール、サッカー、スキー、バレーボールなどで頻繁に発生するスポーツ外傷です。
前十字靭帯損傷の検査・診断
問診で受傷機転や断裂音の有無を詳しく伺います。視診・触診で膝の腫れや関節内血腫を確認します。前方引き出しテストやラックマンテストで靭帯の緩みを調べ、損傷の程度を判定します。X線検査で骨折や剥離骨折の有無を確認します。確定診断や詳細な評価にはMRI検査が必要で、専門医療機関をご紹介します。
前十字靭帯損傷の治療
高齢者や日常生活での活動性が低い方は保存療法を選択することもありますが、若年者やスポーツ復帰を希望される方には手術療法(靭帯再建術)が推奨されます。受傷直後はRICE処置を行い、その後リハビリで筋力強化を図ります。手術が必要と判断した場合は、速やかに専門医療機関をご紹介し、適切な治療を受けていただきます。

前十字靭帯損傷の予防

スポーツ前には十分なウォーミングアップを行いましょう。大腿四頭筋、ハムストリングスの筋力を強化し、膝周囲の安定性を高めます。着地動作では膝を軽く曲げ、膝が内側に入らないよう注意します。神経筋トレーニングやバランストレーニングを取り入れることで、受傷リスクを減らせます。疲労時は無理をせず休息を取りましょう。

オスグット病(オスグットびょう)

膝のお皿の下の痛みと腫れが主な症状で、10歳から15歳頃の成長期の子供、特にジャンプやダッシュの多いスポーツをしている男子に多く見られます。
オスグット病の症状
膝のお皿の下、脛骨粗面(けいこつそめん)と呼ばれる骨が出っ張っている部分に痛みと腫れが現れます。触ると痛みがあり、押すと特に痛みます。ジャンプ、ダッシュ、キック動作などの運動時に痛みが強くなり、階段の昇り降りや正座、しゃがむ動作でも痛みを感じます。安静にすると軽減します。膝下の骨の突出が目立つようになります。10歳から15歳頃の成長期の男子に多く見られます。
オスグット病の原因
成長期の子供は脛骨粗面の骨がまだ軟骨で弱く、ジャンプやダッシュなどの運動で大腿四頭筋が収縮すると、膝蓋腱(膝のお皿の下からすねの骨の上端をつなぐ強靭な腱)を介して脛骨粗面に繰り返し牽引力がかかります。これにより骨端軟骨(成長期の子どもの長い骨の両端にある、骨を長く伸ばすための軟骨組織)に炎症や微細な剥離が起こり、痛みや腫れが生じます。サッカー、バスケットボール、バレーボールなどジャンプやダッシュの多いスポーツをしている子供に多く発症します。
オスグット病の検査・診断
問診でスポーツ活動状況や痛みの部位、発症時期を詳しく伺います。視診・触診で脛骨粗面の腫れや圧痛、骨の突出を確認します。X線検査では脛骨粗面の不整像、骨片の遊離、骨の突出などの特徴的な所見が確認できます。成長期の子供の膝の痛みには他の疾患もあるため、鑑別診断も重要です。典型的な症状と所見から診断は比較的容易です。
オスグット病の治療
基本的には保存療法(手術をしない治療)で治療します。痛みが強い時期はスポーツ活動を休止または制限し、膝に負担のかかる動作を避けます。運動後のアイシング、消炎鎮痛剤の使用、大腿四頭筋のストレッチが有効です。サポーターやテーピングで脛骨粗面への負担を軽減します。成長が終わると自然に治癒することがほとんどで、手術が必要になることはまれです。

オスグット病の予防

スポーツ前後には十分なウォーミングアップとクールダウン、特に大腿四頭筋のストレッチを入念に行いましょう。練習量や強度を急激に増やさず、段階的に調整します。膝に痛みを感じたら無理をせず早めに受診し、適切な休息を取ることが重要です。成長期のスポーツ活動では、体の成長に合わせた練習計画を立てることが予防につながります。

シンスプリント

すねの内側の痛みが主な症状で、広範囲にわたってズキズキとした痛みを感じるのが特徴です。走ることが多いスポーツをしている人に多く見られます。
シンスプリントの症状
すねの内側、脛骨(すねの骨)の内側下3分の1あたりに広範囲にわたってズキズキとした痛みが現れます。運動開始時に痛みがあり、運動を続けると一時的に軽減することもありますが、運動後に再び痛みが強くなります。すねの内側を押すと圧痛があります。進行すると運動中ずっと痛むようになり、さらに悪化すると歩行時や安静時にも痛みを感じるようになります。
シンスプリントの原因
ランニングやジャンプなどの繰り返しの運動により、ふくらはぎの筋肉が脛骨の骨膜を引っ張り、炎症を起こす疲労性障害です。運動を始めたばかりの初心者、練習量を急に増やした時、硬い地面でのトレーニング、クッション性の悪いシューズの使用、筋力不足や柔軟性不足、扁平足などが発症要因となります。陸上競技、サッカー、バスケットボールなどで多く発症します。
シンスプリントの検査・診断
問診で運動歴や練習量の変化、痛みの部位や経過を詳しく伺います。視診・触診で脛骨内側の圧痛部位を確認します。X線検査では初期には異常が見られないことが多いですが、疲労骨折など他の疾患との鑑別に重要です。症状の経過や圧痛の範囲から診断します。痛みが限局している場合は疲労骨折の可能性もあるため、注意深く調べます。
シンスプリントの治療
基本的には保存療法(手術をしない治療)で治療します。痛みが強い時期は運動を休止または制限し、安静を保ちます。運動後のアイシング、消炎鎮痛剤の使用が効果的です。ふくらはぎの筋肉のストレッチや筋力強化を行います。インソールやテーピングで足のアーチをサポートすることも有効です。症状が改善したら段階的に運動を再開し、再発予防に努めます。

シンスプリントの予防

運動前後には十分なウォーミングアップとクールダウン、ふくらはぎのストレッチを入念に行いましょう。練習量や強度は急激に増やさず、段階的に調整します。クッション性の良いランニングシューズを選び、硬い地面より柔らかい地面でのトレーニングを心がけます。ふくらはぎの筋力強化も重要です。痛みを感じたら無理をせず、早めに整形外科を受診しましょう。