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JR根岸線港南台駅から
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首が痛い

neck

こんなお悩みありませんか?

  • 肩や首全体の痛みが長引いている(42才・男性)
  • 腕がいつも重だるいしびれる(52才・女性)
  • 首を後ろに反るとビビっと鋭く痛む(72才・女性)
  • 最近ボタンがかけにくい(46才・女性)
  • 手や腕にしびれやだるさを感じる(54才・男性)
  • デスクワークやスマホで痛みが強くなる(56才・女性)
  • 寝返りを打つと首が痛む(36才・男性)

首の痛みの原因

頚椎は頭部と体幹の間に位置し、生命を維持する脳幹下部と手指や下肢の機能をつかさどる神経(頚髄)をその中に保護しています。したがって、頚椎の異常や障害は、しばしば重大な日常生活動作の障害をもたらします。
頚椎症では、さまざまな神経症状が引き起こされますが、軽度なものから日常生活が困難なほどのしびれや痛みが現れるものもあります。また、必ずしも症状の程度と頚椎の変性の程度が一致しないのも大きな特徴です。頚椎症は、中高年以降の方には一般的な病気ですが、なかには他の神経疾患が隠されていることもあるため注意が必要です。
診察、レントゲン、必要あればMRIなどの諸検査により診断します。保存療法(鎮痛剤や注射、頚椎カラーによる固定、リハビリテーション)で首の痛み、上肢の痛みや運動障害が治らないときは、患者さんの年齢、活動性、社会的背景などを考慮して場合によっては手術治療を選択します。
当院では、問診で困っている症状をしっかり伺いますので、「旅行に行けるか」「ゴルフがしたい」など、具体的に何がしたいのか、お聞かせください。

考えられる疾患

頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、頚椎症性神経根症、後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症、斜頚、外傷性頚部症候群、頚肋、腕神経叢損傷、胸郭出口症候群、側弯症、脊髄腫瘍、転移性脊椎腫瘍、脊髄損傷

頚椎捻挫(けいついねんざ)

いわゆる「むち打ち症」。首の痛みが主な症状で、首を動かすと痛みが増します。
頚椎捻挫の症状
首の痛みが主な症状で、特に後ろを振り向いたり、上を向いたりする動作が困難になることがあります。首から肩、背中にかけての痛みやこり、頭痛、めまい、吐き気を伴うこともあります。また、手や腕のしびれ、脱力感が出現する場合もあります。症状は事故直後には軽くても、数時間後から数日後にかけて徐々に強くなることが多く、注意が必要です。
頚椎捻挫の原因
交通事故での追突や衝突、急ブレーキ、スポーツ中の衝突などによって起こります。首が前後や左右に急激に動かされることで、首の筋肉、靭帯、椎間板、神経などが損傷します。特に、後ろから追突される事故では、予期せぬ衝撃により首が前後に大きく揺さぶられ、むち打ちのような動きをするため、このように呼ばれています。
頚椎捻挫の検査・診断
触診で首の痛みや筋肉の緊張を確認し、首の動き(可動域)や神経症状の有無を調べます。レントゲン検査で骨折や脱臼がないか確認します。骨には異常がなくても、筋肉や靭帯の損傷により症状が出ることがあります。手足のしびれや麻痺がある場合、神経の圧迫が疑われるため、椎間板や神経の状態を詳しく調べます。
頚椎捻挫の治療
急性期(受傷直後から数日)は、安静を保ち、必要に応じて頸椎カラー(首の固定具)を使用します。消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を処方し、痛みと筋肉の緊張を和らげます。急性期を過ぎたら、温熱療法や電気治療などの物理療法を開始し、血行を促進します。リハビリテーションでは、首や肩のストレッチ、筋力トレーニングを行い、機能の回復を目指します。痛みが強い場合は、神経ブロック注射を行うこともあります。治療期間は症状により異なり、数週間から数ヶ月かかることがあります。

頚椎捻挫の予防

交通事故による頚椎捻挫を予防するには、シートベルトの着用が最も重要です。ヘッドレストを正しい位置(頭の中心の高さ)に調整することで、追突時の首への衝撃を軽減できます。スポーツでは、準備運動を十分に行い、首の筋力を鍛えることが大切です。万が一、交通事故やスポーツで首に衝撃を受けた場合は、症状が軽くても、必ず早めに整形外科を受診してください。

頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)

首から肩、腕、手にかけての痛みやしびれが主な症状。40歳以降、特に50〜60代に多く見られます。
頚椎症性神経根症の症状
多くの場合、片側(右か左のどちらか一方)に症状が現れます。首を後ろに反らしたり、横に倒したりすると症状が強くなることが特徴です。痛みは鋭い痛みや、電気が走るような痛みとして感じられることがあります。手や腕の特定の部位にしびれや感覚の鈍さが生じ、筋力低下により物を落としやすくなったりします。夜間に痛みやしびれが強くなり、眠れないこともあります。
頚椎症性神経根症の原因
加齢により頸椎が変形し、骨のとげ(骨棘)ができたり、椎間板が膨らんだりすることで、神経の出口が狭くなり、神経根(脊髄から枝分かれした神経の根元)が圧迫されることが原因です。圧迫された神経が支配する領域に、痛みやしびれが生じます。40歳以降、特に50〜60代に多く見られ、男性にやや多い傾向があります。椎間板ヘルニアとは異なり、加齢性の変化によるものです。
頚椎症性神経根症の検査・診断
首の動きによる症状の変化を確認し、スパーリングテスト(首を後ろに反らして圧迫する検査)などで神経根の圧迫を調べます。腕や手の感覚、筋力、反射を確認する神経学的検査を行います。レントゲン検査で骨の変形や骨棘、椎間板の狭小化を確認します。
頚椎症性神経根症の治療
消炎鎮痛剤で痛みと炎症を抑え、神経障害性疼痛治療薬で神経の痛みやしびれを和らげます。筋弛緩薬で筋肉の緊張をほぐします。リハビリテーションでは、頸椎牽引療法で神経の圧迫を軽減し、温熱療法や電気治療で血行を促進します。ストレッチや筋力トレーニングで首を支える筋肉を強化し、姿勢指導を行います。痛みが強い場合は神経ブロック注射を行うこともあります。

頚椎症性神経根症の予防

加齢による変形を完全に防ぐことは困難ですが、進行を遅らせることは可能です。正しい姿勢を心がけ、首を前に出す姿勢や猫背を避けましょう。長時間同じ姿勢を続けず、1時間に1回は休憩を取って首を動かします。首や肩の筋肉を鍛える適度な運動と、柔軟性を保つストレッチを日課にしましょう。

頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんヘルニア)

首の痛みとともに、片側の腕や手のしびれ、痛みが主な症状です。圧迫される神経の場所により、しびれる部位が異なります。
頚椎椎間板ヘルニアの症状
首を後ろに反らすと症状が強くなることが多く、咳やくしゃみでも痛みが増すことがあります。手や腕に力が入りにくくなり、物を落としやすくなったり、ボタンをかけにくくなったりします。夜間に痛みやしびれが強くなり、眠れないこともあります。重症の場合、両手や両足のしびれ、歩行障害、排尿障害などが現れ、早急な治療が必要です。
頚椎椎間板ヘルニアの原因
首の骨(頸椎)と骨の間でクッションの役割を果たす椎間板が、何らかの原因で後方に飛び出し(脱出し)、神経を圧迫することで起こります。加齢による椎間板の変性、悪い姿勢の長期間の継続、首への繰り返しの負担、重いものを持ち上げる動作、交通事故やスポーツでの外傷などが原因となります。30〜50代の働き盛りの世代に多く見られます。
頚椎椎間板ヘルニアの検査・診断
腕や手の感覚、筋力、反射を調べる神経学的検査を行い、どの神経が圧迫されているかを推測します。レントゲン検査で骨の異常を確認しますが、椎間板や神経は写らないため、MRI検査が必須となります。MRIでは、椎間板の脱出の程度、神経や脊髄の圧迫の状態を詳しく評価できます。
頚椎椎間板ヘルニアの治療
急性期には安静を保ち、消炎鎮痛剤で痛みと炎症を抑えます。神経障害性疼痛治療薬で神経の痛みやしびれを和らげ、筋弛緩薬で筋肉の緊張をほぐします。症状が落ち着いてきたらリハビリテーションを開始し、温熱療法や電気治療で血行を促進します。ストレッチや筋力トレーニングで首を支える筋肉を強化し、姿勢指導を行います。痛みが強い場合は神経ブロック注射を行うこともあります。

頚椎椎間板ヘルニアの予防

正しい姿勢を心がけ、首が前に出る姿勢や猫背を避けましょう。長時間同じ姿勢を続けず、デスクワークでは1時間に1回は休憩を取ります。パソコンの画面は目の高さに設定し、スマートフォンは目線の高さで見るようにします。重いものを持つときは、首だけでなく体全体を使い、急な動作を避けます。首や肩の筋肉を鍛える適度な運動と、柔軟性を保つストレッチを習慣にしましょう。

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)

いわゆる肩こり。首から肩、腕にかけてのこりや痛み、重だるさが主な症状。首すじ、肩甲骨の周辺、上腕、前腕まで広範囲に症状が現れることも。
頸肩腕症候群の症状
いわゆる「肩こり」の症状ですが、肩だけでなく、首すじ、肩甲骨の周辺、上腕、前腕まで広範囲に症状が現れることが特徴です。長時間のデスクワークやパソコン作業の後に症状が強くなります。頭痛、特に後頭部から頭の後ろにかけての痛みを伴うことが多く、目の奥の痛みや目の疲れ、めまい、吐き気を感じることもあります。腕のだるさやしびれ感、手指の冷感を訴える方もいます。
頸肩腕症候群の原因
長時間同じ姿勢を続けることで、首から肩にかけての筋肉が緊張し続け、血行不良を起こすことが主な原因です。特に、パソコン作業、スマートフォンの使用、細かい作業など、首を前に出す姿勢や前かがみの姿勢を長時間続けることで発症します。女性に多く、特にデスクワークをされる方に多く見られます。
頸肩腕症候群の検査・診断
首や肩の筋肉の緊張や圧痛を確認し、首の動き(可動域)をチェックします。腕や手のしびれの有無、筋力、反射を調べる神経学的検査を行い、頸椎椎間板ヘルニアや頚椎症性神経根症など、他の疾患との鑑別を行います。レントゲン検査で、骨の変形や異常がないか確認します。多くの場合、レントゲンでは特に異常が見られないことが特徴です。
頸肩腕症候群の治療
まず、筋肉の緊張を和らげることが治療の中心となります。消炎鎮痛剤や筋弛緩薬で痛みと筋肉の緊張を軽減します。ビタミンB12製剤は末梢神経の働きを改善します。リハビリテーションでは、温熱療法(ホットパック)で血行を促進し、低周波治療や電気治療で筋肉の緊張をほぐします。ストレッチや運動療法で、首や肩の筋肉の柔軟性を高め、筋力を強化します。姿勢指導を行い、日常生活での正しい姿勢を身につけていただきます。

頸肩腕症候群の予防

正しい姿勢を心がけることが最も重要です。デスクワークでは、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、パソコンの画面を目の高さに設定します。1時間に1回は休憩を取り、首や肩を回したり、ストレッチをしたりして、同じ姿勢を続けないようにします。スマートフォンは目線の高さで見るよう心がけましょう。適度な運動で首や肩の筋肉を鍛え、血行を促進します。ウォーキングや水泳がお勧めです。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

首の付け根から腕にかけてのしびれ、痛み、だるさが主な症状です。腕を上げる動作(洗濯物を干す、電車のつり革につかまる、ドライヤーを使うなど)で症状が悪化します。
胸郭出口症候群の症状
首の付け根から腕にかけてのしびれ、痛み、だるさが主な症状で、特に小指と薬指側にしびれが出やすいのが特徴です。肩や首のこり、腕の脱力感、手指の冷感や青白くなる症状が現れることもあります。重いものを持ったり、腕を使う作業を続けたりすると症状が強くなります。
胸郭出口症候群の原因
首の付け根から腕に向かう神経や血管が、鎖骨と肋骨の間の狭い空間(胸郭出口)で圧迫されることが原因です。圧迫される場所により、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群(過外転症候群)の3つのタイプに分けられます。なで肩の女性に多く見られ、重いものを持つ仕事や腕を上げる作業が多い方に発症しやすい傾向があります。スポーツでは野球やバレーボール、水泳などで起こることもあります。
胸郭出口症候群の検査・診断
問診で症状の出方や日常生活・仕事の状況を詳しく伺います。アドソンテスト(首を横に向けて深呼吸)、ライトテスト(腕を上げて後ろに引く)、ルーステスト(腕を上げて手を開閉する)などで症状の再現や脈拍の減弱を確認します。レントゲン検査で頸肋の有無や骨の異常を確認します。筋電図検査で神経の障害の程度を評価することもあります。
胸郭出口症候群の治療
多くの場合、保存療法(手術をしない治療)で症状の改善を目指します。消炎鎮痛剤で痛みを和らげ、ビタミンB12製剤で神経の働きを改善します。リハビリテーションでは、肩甲骨周囲の筋肉を強化し、姿勢を改善することで、神経や血管の圧迫を軽減します。ストレッチで胸や首の筋肉の柔軟性を高め、筋力トレーニングで肩甲骨を支える筋肉を鍛えます。日常生活では、重いものを持たない、腕を上げる動作を避けるなどの工夫が必要です。

胸郭出口症候群の予防

なで肩の方は、肩甲骨周囲の筋肉を鍛えることが予防に効果的です。僧帽筋(そうぼうきん)を鍛える運動として、肩をすくめる動作(肩のシュラッグ)を行います。重いバッグを片側の肩にかけ続けることは避け、リュックサックの使用をお勧めします。デスクワークでは正しい姿勢を心がけ、猫背にならないよう注意します。スポーツでは、ウォーミングアップを十分に行い、無理な動作を避けます。

環軸関節回旋位固定(かんじくかんせつかいせんいこてい)

首が左右どちらかに傾いたまま動かせなくなる状態。幼児から学童期(特に3〜12歳)に多く見られる疾患です。
環軸関節回旋位固定の症状
お子さんが突然、首の痛みを訴え、首が斜めに傾いたまま正面を向けなくなります。無理に動かそうとすると痛みが走るため、首をほとんど動かせません。朝起きたときや、遊んでいる最中に突然発症することが多く、保護者の方が驚いて来院されるケースが多い疾患です。
環軸関節回旋位固定の原因
首の1番目の骨(環椎)と2番目の骨(軸椎)で構成される環軸関節が、回旋した状態でロックされてしまい、元に戻らなくなることが原因です。お子さんの場合、軸椎の歯突起という突起部分の形状が未成熟で、周囲の靭帯(環椎横靭帯、翼状靭帯)が柔らかいため、亜脱臼を起こしやすい状態にあります。発症のきっかけとして、軽微な外傷(転んだ、急に振り向いたなど)、風邪などの上気道感染、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎などの炎症が先行することが多いとされています。
環軸関節回旋位固定の検査・診断
問診で発症の経緯(いつから、きっかけは何か)、風邪症状や喉の痛みがなかったかを詳しく伺います。診察では、首の傾き(斜頸)の程度や、首の動きを確認します。レントゲン検査では、頸椎の前後面、側面に加えて、開口位(口を大きく開けた状態)での撮影を行い、環軸関節の左右差を確認します。
環軸関節回旋位固定の治療
早期であれば、多くは数日から10日程度で自然に治ります。治療の基本は安静で、頸椎カラー(首の固定具)を装着し、仰向けで安静にするよう生活指導を行います。消炎鎮痛剤で痛みと炎症を抑え、咽頭炎などの炎症が原因の場合は抗生剤を使用します。1週間以上経過しても改善しない場合や、痛みが強くて安静が保てない場合は、専門病院へご紹介し、入院の上で頸椎牽引療法を行うことがあります。

環軸関節回旋位固定の予防

風邪や喉の炎症がある時は、激しい運動や首に負担のかかる動作を避けましょう。急に振り向いたり、首を無理に動かしたりしないよう注意します。転倒などの外傷を防ぐため、遊びや運動時には十分気をつけます。一度発症したお子さんは再発することがあるため、首に違和感や痛みを感じたら早めに受診してください。