骨粗しょう症の治療と予防

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骨粗しょう症は薬や食事療法で治療できます

骨粗しょう症と診断された場合には骨粗しょう症の治療には、
薬物療法、食事療法、運動療法を行います。
また、検査後骨粗しょう症ではない方でも、
加齢による骨粗しょう症にならないための予防として、
サプリとして薬を飲むこともお薦めしています。
そして、治療と同様、食事と運動が予防につながります。

治療に使用される主な薬

活性型ビタミンD3製剤 食事で摂取したカルシウムの腸管からの吸収を増す働きがあります。
また、骨形成と骨吸収のバランスも調整します。
ビスフォスフォネート製剤 骨吸収を抑制することにより骨形成を促し、骨密度を増やす作用があります。
骨粗しょう症の治療薬の中で有効性が高い薬です。ビスフォスフォネートは腸で吸収され、すぐに骨に届きます。
SERM(サーム) 骨に対しては、エストロゲンと似た作用があり、骨密度を増加させますが、骨以外の臓器(乳房や子宮など)には影響を与えません。
副甲状腺ホルモン(PTH)注射 骨代謝を司るホルモンで、古い骨を壊し(骨吸収)、新しい骨を作る(骨形成)という骨代謝回転を早める作用を持ちます。

日常生活の改善

当院では投薬以外に、日常生活についてのアドバイスもさせていただきます。医師のもとで食事療法と運動療法をしっかり行うことで、骨粗しょう症だけでなく、他の疾患にの予防にもなります。骨密度を低下させないために日頃から気をつけて生活することが大切です。
  • 食事療法

    骨粗しょう症の予防にはカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを摂取することが大切です。特にカルシウムは若年女性に特に有用であると言われており、若いうちから骨粗しょう症の予防として摂取することが望ましいと言われています。
  • 運動療法

    座りがちな生活をしていると骨折のリスクが高まります。散歩や背筋を鍛えるような動作を積極的に取り入れ、筋力を落とさないように日常生活の中で少しでもいいので、身体を動かすことを意識してみてください。おすすめなのは、ウォーキングやゆっくり走るジョギング、エアロビです。

骨粗しょう症の予防するための食材

カルシウム 食品1回使用量(g) カルシウム量(mg)
牛乳 200 220
スキムミルク 20 220
プロセスチーズ 20 126
ヨーグルト 100 120
干しエビ 5 355
ワカサギ 60 270
シシャモ 50 175
豆腐 75 90
納豆 50 45
小松菜 80 136
チンゲンサイ 80 80
ビタミンD 食品1回使用量(g) ビタミンD量(μg)[IU]
きくらげ 1 4.4[176]
サケ 60 19.2[768]
うなぎの蒲焼き 100 19.0[760]
サンマ 60 11.4[456]
ヒラメ 60 10.8[432]
イサキ 60 9.0[360]
タチウオ 60 8.4[336]
カレイ 60 7.8[312]
メカジキ 60 6.6[264]
なまり節 30 6.3[252]
ビタミンK 食品1回使用量(g) ビタミンk量(μg)
50 7
納豆 50 435
ほうれん草 80 216
小松菜 80 168
にら 50 90
ブロッコリー 50 80
サニーレタス 10 16
キャベツ 50 39
カットわかめ 1 116
のり 0.5 2